ヨコノリ

不動産業界の歩き方

RE/MAXを始めた理由 ④


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前回の続き

 


Kさん(仮称)と一緒に来られたS氏。
第一印象は穏やかで優しそうな雰囲気があるものの、時折見せる鋭い眼光の奥にはなにか秘めたものを感じさせるただならぬオーラがありました。


REMAXのオフィスをやることに躊躇していた理由として、
・既に不動産業をやっている場合は新設で不動産会社を設立しないと、REMAX事業からの収益と混ざってしまうため若干手続きが必要であること。
・エージェントを採用することが本当にできるのかという不安


ということが踏み出すことができない壁を作っていました。

 


そんな感じで前向きになったり、後ろ向きになったりしていた気持ちを瞬時に消滅させ、とりあえずオフィスやります!と、、
S氏との出会いから45分後くらいには返事をしておりました。恐るべきS氏のオーラ力です。


それもそのはずで、S氏の経歴は私よりも規模の大きな会社をゼロから作りあげた経験値を持ち、更には「サクサク決まる禁断のテクニック(仮称)」という一子相伝のような裏マニュアルまで出版しているほどの実力者だったわけです。そんなプロを目の当たりにしたら迷いは自然と消えるもんだな、ということを実感した瞬間でもありました。


そしてオフィス契約に必要な書類、(会社謄本や印鑑証明など諸々、)を迅速に準備をして、契約の日程調整まで話はそこから加速的に進みました。


しかし、最後の詰めの段階にて契約書を熟読した瞬間、
やっぱり辞めよう。とドタキャンをすることになりました。


その理由として、完全に片手間で取り組んでみた場合、やはり最低限のロイヤリティーなどもあるし、それらの合計値を計算して
最悪のケースの想定をするとちょっと片手間で取り組むビジネスモデルではない、と判断したためです。

 


改めて今振り返ってみると、そもそもどんなビジネスモデルだって片手間で取り組むことができるほど甘いものはない、というのは
当然のことなのですが、当時はそこまで熱量がなかったということでしょう。


いずれにせよ、一旦ここで話は暗礁に乗り上げることとなりました。

 

 


それから1年後の2019年6月。


再びS氏と再会を果たすところから話が続きます。

 

 


つづく