ヨコノリ

不動産業界の歩き方

ワンルームマンション投資は手間いらず

不動産投資はどのような形態であれ、人に部屋(事務所)という空間を貸してその対価としてお金を頂戴するビジネスです。
では部屋に不具合が起きたときや、毎月の家賃の回収などの管理は自分でやるのか?ということですが、基本的には不動産の管理は
不動産の管理会社が代行してやってくれます。
 
自分でやってはダメということではありませんが、サラリーマンをやりながら副業でワンルームマンション投資を行うわけですので
自身の仕事中に入居者から緊急連絡などが入っても普通は対応できませんよね。なので、新築ワンルームマンションや築浅ワンルームマンション投資をしている方のほとんどが管理会社に管理の代行を頼んでいるのが現状です。
 
では管理を委託するのに費用がいくらかかるか?ということですが、相場は一部屋3000円程度となっております。たまに1000円とか
非常に安価な価格設定をしている管理会社もありますが、そこは販売時にしっかりと利益を確保しているので管理はおまけ的なノリでやっている場合と、若しくは安い金額でオーナー情報を取得していずれ売却の際で利益を取ろうと考えているケースもあります。
 
管理会社の仕事内容としては入居者の集金代行や滞納時の督促活動、クレーム含めた連絡対応にはじまり、室内不具合が発生したときの工事業者の手配、退去時の立会い、再募集の広告活動、新入居者との賃貸契約業務や保証会社の斡旋・契約になっています。何もなければ特段大したことはないのですが、そこはやはり人が生活している場ですのでなにもないことはなく細かいことがいろいろと発生するわけです。
 
投資用のワンルームマンションの場合は管理会社は上記に挙げた賃貸管理会社の他に建物を管理している会社の存在もあります。
これはそのほとんどが開発デベロッパーの関連グループ会社が対応していることが多く、毎月ワンルームマンションの共有部分(エレベーター、階段、エントランス等)の清掃や、定期的に発生する大規模修繕工事(外壁塗り替え・屋上防水工事等)のときに使うための修繕費用を
積立ます。これは投資用ワンルームマンションに限らずファミリータイプの分譲マンションも同様のことではありますが、毎月建物管理会社にい管理費・修繕積立金という名目で支払う必要があります。
 
投資ワンルームマンションに関しては新築時は当初の利回りを高く見せたい思惑があるため、管理費・修繕積立金は非常に安く設定されているケースが多く、5年10年経過するにつれて値上げしていくことが一般的です。
 
収入である家賃は年々下落トレンドするのに対して、支出である管理費・修繕積立金は上昇トレンドしていくという事実をしっかりと認識しておく必要がありますね。