価格が下がり、利回りも下がる!?
お世話になっている健美家社から恒例の物件反響おしらせレポートが届きましたので一部をご紹介します。
2019年8月号ということで前月の7月の結果がレポートされています。
区分マンションは新規登録物件平均価格が前月比-1.79%(-29万円)
、平均利回りは前月比-0.14ポイント。
これはどういうことかと検証してみましょう。
まず新規登録物件の平均価格がマイナスということは、今まで登録されていた物件よりもグロス単価の低い物件が多かったということが考えられます。
理由として考えられるのは、売り出し価格そのものが下がったということが1つ。もう1つは地方物件のグロスの低い物件の売り出しが多くそれらが全体の平均値を引き下げた。
大きく分けてこれら2つの要因が絡み合ったのではないかなと思われます。
価格が下がって、利回りも下がる。
通常に考えると、価格が下がれば利回りは上がる。
と思われるかもしれませんが、あくまでそれは1つの物件に対してのみ適用される話であり、複数の物件が登録されると必ずしもそうとは限らないということですね。
例えばですが500万以下くらいの安いワンルームマンションが多く登録され、しかし家賃はそこまで取れていない低利回りの物件が多くを占めていれば結果として価格も利回りも下がるわけです。
現場の実感値としては築浅のオリックス銀行やジャックスが利用可能なワンルームマンションはまだまだ堅調に推移していますし、
それ以外のアプラス物件でも立地が良ければかなりの高値での取引が多いです。
先日も1982年築の25平米のワンルームが1970万円で成約していましたし。(それはエンド法人が現金一括でしたが。。)
また地方物件に関しても、それなりの価格の推移をしています。
結論として、依然としてワンルームマンションマーケットは好調である!ということになりますね。