ヨコノリ

不動産業界の歩き方

都心と地方のワンルームマンションの市況

それにしても最近の首都圏の投資用ワンルームは非常に価格が高騰しております。


買取業者さんの買取価格が実利回りで5%を切ってくることもあるくらいですので。


それでも新築で購入されていたり、中古でも買ってからまだ間もない(5年以内くらい)と
なかなか残債とのバランスが合わずに売却できない方が多いです。


うちの会社では色々なところに網を張って売主との接点を試みていますが、数社が仲介で競合するとまるで価格ドットコムのように査定合戦でお互いの利益をどこまで削ることができるか勝負のような
ケースが多いです。


売る方からすれば1円でも高い方が良いのでしょうから、それはそれで健全な市場とも言えますが。笑

それに引き換え、地方の区分マンションは結構厳しい状況が続いておりますね。
今携わっている案件も東北の方の区分マンションで、繁忙期に一生懸命リーシングしたものの結局入居者が入ることなく
それまで120万円で販売をしておりましたが、

(想定賃料が2万5千円ということで)その賃料でも入居者がいないということになると、これは相当に厳しいです。 

極端な話家賃を5千円とか異常に低い価格帯に設定することは可能ではあるものの、それをやってしまうと管理費積立金の持ち出しの方が多くなり、いわゆるリゾート売れないマンション化してしまいます。

 

買い手がいるうちが不動産は花だなと。
欲を出す気持ちは分からなくはないですが、いろいろな方をみていると決まるところでサクッと決める決断力をお持ちの人の方が、結果上手くいっている気がするかな。